無理なく日帰りで登れる山 ベスト5
山を歩くようになって、ちょうど2年が経ちました。
それまでは、趣味と言えばゴルフくらいで、河川敷のパブリックコースによく行っていました。
きっかけは、2年前の10月、塔ノ岳をふらっと訪れたのが始まりです。
スニーカーに仕事用のリュックという舐めた格好で、暑いのにペットボトル1本しか持たず、登山開始。
普段、山歩きした事ないので、当然バテバテになり、途中の花立山荘で引き返しました。
この日をきっかけに、塔ノ岳制覇に向けて、山に通う日々が始まりました。
この2年を振り返り、とても楽しく、かつ、無理なく日帰りで登れる山、ベスト5を選んでみました。
第1位 谷川岳
標高 1977m
アクセス 東京駅から3時間
所要時間 5時間
去年の9月下旬に登りました。
とても天気が良く、澄んだ青空に遠くまで連なる山々の景色が素晴らしく、今でも忘れられません。
新幹線とロープウェイを使えば、初心者でも無理なく日帰りで楽しめます。
ただ、天候の変化が激しく、この日も下山している間に、山頂付近は雲の中に隠れてしまいました。
聞いたところによると、遭難者世界一の山だそうです。
10月下旬になると雪になる事もあるので、予報が快晴であっても、チェーンスパイク、防寒具など、万全な準備で登りたいものです。
第2位 乾徳山
標高 2031m
アクセス 中央高速 勝沼IC30分
所要時間 6時間半
「けんとくさん」と読みます。去年の6月に登りました。
インターからのアクセスが良く、登山口近くには無料駐車場と清潔な公衆トイレもあります。
コースは、樹林帯、高原、岩場のゾーンに分かれており、岩場には所々鎖場もあって、適度なスリルが楽しめます。
頂上手前には鳳岩という根性試しの岩登りがありますが、う回路もありますので、初心者でも安心です。
この日はあまり天気がよくない予報でしたが、ガスの切れ目から壮大な景色が望め、とても感動したのを覚えています。
6月はなかなか晴れませんが、8月よりは空気が澄んでいるので、運に恵まれると素晴らしい景色に出会えます。
第3位 阿弥陀岳
標高 2805m
アクセス 中央高速 諏訪南IC15分
所要時間 7時間
車で行く場合、甲府より向こうは、「無理なく日帰り」とはちょっと言いにくい距離です。
特に土日は、帰りの小仏トンネルを先頭とする渋滞が酷いので、なるべく平日を選ぶようにしています。
しかし、権現岳の観音平もそうですが、八ヶ岳の登山口は、インターからのアクセスがいいのが救いです。
なおかつ、阿弥陀岳は舟山十字路からの往復コースを選べば、無理なく日帰りが可能な山です。
八ヶ岳の中では、権現岳の方が日帰りには適していると思いますが、赤岳を間近に臨む景色や、登山道そのものの冒険感から、鼻差で阿弥陀岳としました。
第4位 鷹ノ巣山
標高 1737m
アクセス 奥多摩駅 バス20分
所要時間 7時間
奥多摩は自宅から電車で行ける場所なので、丹沢に次いでよく行くエリアです。
鷹ノ巣山の他にも、大岳山、川苔山、御前山、三頭山、雲取山などがありますが、どの山も山深く、趣があります。
雲取山まで行くと、無理なく日帰りとはいかないので、その手前で、かつ石尾根から見える富士山の景色が素晴らしい鷹ノ巣山を選びました。
写真は冬に行った時ですが、雪が付くのは山頂付近なので、よほどのドカ雪でなければ、チェーンスパイクで登れます。
夏は水根から沢沿いの道がお勧めで、沢から吹く冷風がとても心地いいです。
第5位 塔ノ岳
標高 1491m
アクセス 渋沢駅 バス15分
所要時間 6時間
丹沢は地元神奈川の山なので、バリエーションルートも含め、かなり通いました。
有名な山だけでも、蛭ヶ岳、丹沢山、鍋割山、檜洞丸、大室山、畦が丸などがありますが、その中でも塔ノ岳は、アクセスのよさ、頂上からの景観ともに素晴らしいと思います。
メジャーな大倉バス停からの登山道は、俗称「バカ尾根」と呼ばれるほど単調だと言われますが、私は嫌いではありません。
登り返しがほとんどなく、要所要所の景観もあり、コスパのいい登山道だと思います。
塔ノ岳へのルートは、大倉尾根の他にも、表尾根や、鍋割山から金冷しを経由するルート、尊仏ノ土平から登るルートなどがありますので、日常的に山歩きをされる方であれば、そうしたルートもお勧めです。